top of page
サンセットホライズン
文字图片信息-Advertising-media.png

名人取材

検索
執筆者の写真七色錦華

美肌はライフスタイルから生まれる、美容家さんの考え方

深澤亜季(美容家・ビューティースキンスペシャリスト)


約20年間にわたり「美容家」として活動を続けてきた深澤さん。「日本一の美容家」として女性誌に数多く登場し、多くの女性に美容を伝える一方、イベントや化粧品の開発、著書の出版などその活動は多岐にわたる。昨年には体験型 on-line salon「ルンルンビューティー ® 美肌組」を開始するなど、活動をさらに展開させている深澤さんにお話を聞いた。


−−美容に目覚めたきっかけを教えてください

「美容って綺麗になることがゴールではないんです。綺麗になることでチャンスが増えるし、出会いも増える。自分自身のパワーだって増えます。それによって、人生をときめかせることができるというのが1番の動機でした。人は美容によって第一印象が良くなり、それによって人生がさらに輝くものになるのです」


−−美肌に対する基本的な考え方は?

「『美肌はライフスタイルから生まれる』です。つまり、美肌を作るのはスキンケアだけではなく、食べ物や食生活、運動、睡眠、ストレスを溜めないなど総合的な賜物で決まります。日本でも昔はスキンケアだけで美肌が作られると言われていましたが、近年はさまざまな要素をトータルで美肌が作られるという考えに変わってきています。基本的には食べ物、睡眠、ストレス溜めない、それからスキンケアで保湿をしっかりするというのが基本です。これはずっと変わらないことです。なぜなら人の肌や体は変わらないからです。そういうベーシックなところを大切にすることが美肌にとって重要です」


−−食べ物の中では普段は何をメインで食べますか?

「基本的には何でも食べます。というのも、私の美容の哲学として『続けられないものは意味がない』と考えているからです。例えばグルテンフリーをやったとしても、続けられなくていつかパスタを食べてしまうというのでは意味がないです。そういうことは最初からやりません。ただし、なんでも食べるけども『食べる量』と『時間』に気を遣います。ケーキを食べる場合は午前中から午後3時までで、夜食べることはしません。炭水化物も夜は食べないなど、時間と量を調整します。それから『腸活』をやっています。腸の状態が良くないと、いくらいいもの食べても吸収されません。腸を綺麗にしておくことはすごく大切です。私は腸活のためにサプリメントを飲んでいます。腸を綺麗にすることは、自律神経も安定させるなどいろんな効果があります」



−−美白のためにストレスケアもされている

「ストレスは睡眠で解消しています。寝ると全部忘れますから。睡眠は7〜8時間とけっこう寝ています。もし足りなければ昼寝をします。それからウォーキングを週2回くらいやっています。50分くらい歩くとストレスが解消され、気分がスッキリします。それに、血行が良くなるので体にもいいので非常に効果的です。運動は美肌にとっても欠かせません。目のクマが気になる人も、ウォーキングすると全身の血行が良くなるので改善します。逆にジョギングは体に負担がかかるのでウォーキングくらいがいいでしょう」



−−サプリメントはどのようなものを飲んでいますか?

「腸活のサプリ以外にはビタミン類のサプリで、ビタミンAとかビタミンEとかマルチビタミンくらいですね。ビタミンCは飲んでも排泄されてしまうので、こまめに摂取することが有効です。すごく日焼けしそうな前や風邪を引きそうだなというときに高濃度のビタミンCを入れるのはいいと思います。継続的に高濃度のビタミンCがある状態にするのは効果があります」



−−もともとの肌質を美白体質に変えることはできるんですか?

「持って生まれた肌を変えるのは難しいですが、保湿と美白を続けることで透明感を出すことはできます。そうやってスキンケアを日々、一生懸命やることで肌の質や色が変わっていきます。そのためにまずは基本のスキンケアをきちんとやることが大切です。その時のポイントとして、毎日のケアをした上でクリニックのケアをするべきです」


−−スキンケアで注意するべきことはありますか?

「過度の洗顔は良くないです。特に日本の方はクレンジングや洗顔で落としすぎる人が多いです。それによって肌のバリア機能が破壊されてしまい、敏感肌になる人が多いです。1つで洗顔とクレンジングができるタイプのものを使うのがおすすめです。日本のようにクレンジングして泡洗顔をするのは『日本の常識、世界の非常識』です。アメリカやヨーロッパでは、ダブル洗顔はしません。そもそもそういうものがないです。ちゃんと1つで落ち切るものを使うべきです。私がお薦めするのは『ドクターケイ』のクレンジングジェルで、メイクも落ちて肌もさっぱりします。洗顔しすぎることによる弊害は大きく、肌のバリア機能が壊れるといろんなトラブルが出てきます。それが、洗顔を変えるだけで劇的に変わります。スキンケアというと『与えるケア』ばかり考えますが、『減らすケア』も考えることが重要です」



−−男性で肌を綺麗にしたいという方はどうすればいいでしょうか?

「男性は今まであまりスキンケアをやってこなかった方も多いと思いますので、まずは『保湿』をすることが大事です。保湿されている肌に美白の美容液を塗ると効果が高まるので、保湿をしてそれから美容液を使ってください。それからUVケアもしっかりやりましょう。内服のビタミンCを飲むことで紫外線のダメージを受けづらくなりますので、これも使うといいでしょう」


−−「ルンルンビューティー ® 美肌組」と一般の美容の違いは?

「美容関係での情報発信は『私はこうしてます』というのが多いのですが、うちでは『自分を知って、自分に合ったものを見つける』方法を伝えています。私は20年間、日本で美容家としてやらせてもらいましたが、結論は『どのコスメが良いか、悪いか』ではなく『自分に合っているかどうか』なんです。お薬だって全員に良いものというのはありません。そのため、10人程度の少人数でカウンセリングする形でやっています」


−−現在のコスメ業界の課題は?

「日本ではブランドが増えすぎてしまい、ユーザーがどうやって選んでいくのかということが課題だと思います。化粧品メーカーだけでなく、いろんなところが作っているし、韓国コスメも入ってきていて選ぶのが大変になっています。情報が多すぎて自分に合ったコスメを選べなくなっている。そこで私は『ルンルンビューティー』を始めたんです」




−−今後のコスメ業界、また深澤さんのビジネスの展望をどう考えていますか?

「日本のスキンケア商品は技術や安全性、信頼感が素晴らしいので、これからアジアを中心に海外において受け入れられる可能性は高いと思います。私個人としては自分の商品は作っていませんし、その予定もないです。私は美容家という立場なので、自分のブランドを持たずに中立的に意見することが大事だと思っています」



Comments


bottom of page